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親和中学校・親和女子高等学校神戸親和女子大学神戸親和女子大学附属幼稚園
財務状況

平成21年度決算
2.事業報告書

目次


  1. 建学の理念・教育目標
  2. 学校法人の沿革
  3. 設置学校・学部・学科等
  4. 学校・学部・学科等の学生生徒数の状況
  5. 平成22年度の入学者数
  6. 役員・評議員に関すること
  7. 教職員数等に関すること

【神戸親和女子大学】
  1. 教務関係
  2. 国際交流関係
  3. 生涯学習・地域交流関係
  4. 図書館関係
  5. 情報処理関係
  6. 教育研究センター
  7. 研究成果
  8. 入試関係
  9. 就職関係
  10. 奨学金関係
  11. 保健室関係
  12. 課外教育関係
  13. 通信教育部
【親和女子高等学校・親和中学校】
  1. 学力の充実
  2. 国際理解教育の充実
  3. 研修旅行の実施
  4. クラブ活動
  5. ボランティア
  6. 公開学校行事
  7. 進路指導
  8. 保健・衛生
  9. カウンセリング
  10. 生徒募集
  11. 汲温会(同窓会)、育友会との連携
  12. 施設設備関係
【施設等の状況】
  1. 主な現有施設設備の所在地等の説明
  2. 主な施設の取得又は処分計画及びその進捗状況

【対処すべき課題】

『親和学園10年構想5ヵ年計画』

  1. 理念及び目的
  2. 基本方針
  3. 基本戦略
  4. 財政上の基本方針及び戦略
  5. 5ヵ年計画主要計数

【決算の概要】

  1. 貸借対照表の状況
  2. 収支計算書の状況

【経年比較】

【その他】

  1. 有価証券の状況
  2. 借入金の状況
  3. 寄付金の状況
  4. 補助金の状況
  5. 関連当事者等との取引の状況


平成21年度決算
1.収支決算
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はじめに

  近年、私立学校経営を取巻く環境・条件が大きく変化しています。一般的に指摘される変化は、少子化による厳しい経営環境ですが、さらに、大きな環境変化は、大学における学生の勉学の志や大学へ期待する内容が変化しています。高等学校・中学校においては、保護者・生徒が教育に求めるニーズが多様化しています。

  このような状況の中で、平成21年度の本学園は、生徒・学生の安定的確保は続いておりますが、過年度における資産運用の結果による影響を受けた財務状態を厳粛に受け止めながら、現実を的確に捉えるとともに、責任ある経営体制を構築し、本学園の発展に向けて、新しく踏み出し始めました。当年度に取り組み、一定の成果を挙げた具体的な施策は次の三つに要約できます。

  第一に、各設置学校が教育目標を明確にして、競合する他校の分析検討と神戸親和女子大学、親和女子高等学校・親和中学校の特徴や資源の分析を行い、持続的優位な地位を確立するために、教育力と教育研究活動の社会的評価を高めるブランド戦略を展開しました。

  第二には、理事会のもとに常任理事会を設置して、法令並びに寄附行為及び寄附行為施行規則に定める以外の学園の業務運営に係る事項について機動的な意思決定を図りました。また、学校法人経営機能を充実するため、理事の職務執行のうち、教学・人事・財務の領域において担当理事を委嘱しました。さらには、事務組織の改編・改組、内部監査規程の整備、公益通報保護への体制づくりや第三者による経理モニター起用など、透明度のあるガバナンス強化とコンプライアンスの充実を推し進めました。

  三番目として、当年度初頭に策定しました財政健全化の指針に従い、収支の均衡と財務体質改善による財務基盤強化に取り組んだ結果、具体的に財政健全化の枠組みとその方向性を示すことができました。

  今後は、少子化が進行する中での高等学校・中学校における高い学力を有する生徒の確保、大学においては現在の学部学科体制での将来展望、各設置学校の施設整備環境の充実と教職員の人的効率を考えた人事計画、等の諸課題について総合的に役員・教職員が認識を共有しながら、教職員の参画のもとで策定する10年構想5ヵ年計画を着実に実行に移して、教学の自律と財政の規律の融合を図ってまいります。



I. 法人の概要

1 建学の理念・教育目標  

校 訓

・誠実を旨とし、言行に表裏なからむことを期すべし
・堅忍不抜の精神を持し、以って婦人の天職を尽くすべし
・温和従順の徳を本とし、忠恕の道を完うすべし

○親和女子高等学校・親和中学校の教育目標

  本校はその創立以来、新しい時代にふさわしい教養ある自立した女性の育成を目指し122年を経て現在に至る。
  女性の社会進出が著しい今日にあってもなお、女性のおかれた社会状況は厳しく、また、社会構造や生活様式の急速な変化に伴い、家庭・地域の教育力の低下が進むなかで、女性に求められる役割はますます重要性を増している。学力のみにととまらず、コミュニケーション能力、忍耐力、公共心などを備えた人間的な総合力の育成が急務である。
  本校は、そのような時代の求めに応じ、女性として豊かな人間形成に主眼を置く全人教育を推進することにより、次のような女性の育成をめざす。

  • 良識を持ち、さまざまな場面で自らの役割りを理解し、責任を全うすることができる女性
  • 広い世界観と積極的な行動力を持ち、社会に貢献できる女性

○神戸親和女子大学

(1) 大学設立目的
  本学は、社会の発展方向を広く視野におき、学芸に関する多様な教育研究を通して豊かな教養を培い、専攻に係る学識を高めることによって、総合的判断力をもち主体的に社会に対応できる人間を育成することを目的とする。
(2) 学部・学科の目的
学部・学科 学科の目的
文学部 総合文化学科 日本語運用能力・英語コミュニケーション能力を高め、異文化間の双方向的な交流・活動を行うことができる人材を育成する。
発達教育学部 児童教育学科 子どもの教育と発達に関する専門的知識と技能をもった実践力のある人材を育成する。
心理学科 心理学の専門知識に基づき、多様な現代社会において、自己および人々の心の健康と生産的な人間関係の構築に貢献できる人材を育成する。
福祉臨床学科 社会福祉に関する専門知識と技能をもった人材、とりわけ、人々と共生の福祉の心をもった人材を育成する。
ジュニアスポーツ教育学科 子どもの抱える発達と教育の諸問題に対応できる専門知識と技能を有し、学校や地域社会においてスポーツ教育を担う人材を育成する。
教育専攻科 教育学専攻 学部における教育・研究の特色を生かしながら、さらに精深な知識を獲得し、かつ専門的研究を深める。
大学院 心理臨床学専攻 臨床心理学及びその基礎となる心理学分野での専門的研究を深めることを通して、心の発達を支え、心のケアを必要としている人々を支援する高度専門的職業人を養成する。
教育学専攻 教育に関する深く広い知見を培うとともに、教育現場において指導的役割を担う高度な専門的知識、課題解決能力と実践力をもった人材を育成する。

2 学校法人の沿革  

年 月 日 学校法人・学校・学部・学科等の変遷
【1887年〜1899年】
1887(明治20)年 10月5日 佐々木祐誓を中心に神戸市内元町善照寺内に私立親和女学校設立
1892(明治25)年 11月2日 友國晴子独力にて校名だけを継承して、神戸市下山手通6丁目に民家一戸を借り、自ら校長兼教員として学校経営に尽力
1895(明治28)年 12月 神戸市下山手通7丁目に校舎竣工(翌年1月に移転)
【1900年〜1959年】
1908(明治41)年 2月26日 私立親和高等女学校設立認可
9月12日 親和高等女学校 校章・校訓を制定
1910(明治43)年 7月6日 財団法人親和高等女学校を設立
1917(大正6) 年 5月 親和高等女学校 校歌を制定
1937(昭和12)年 10月25日 親和学園創立50周年記念式典挙行
1947(昭和22)年 4月1日 学制改革により、新制親和中学校を併設
1948(昭和23)年 7月21日 親和女子高等学校を設置
1951(昭和26)年 2月23日 私立学校法による組織変更が認可され、学校法人親和学園と改称
【1960年〜1999年】
1966(昭和41)年 4月1日 親和女子大学   (文学部=国文学科、英文学科)開学
1972(昭和47)年 4月1日 大学   文学部「児童教育学科」開設
1977(昭和52)年 4月10日 大学附属図書館竣工
1987(昭和62)年 10月25日 親和学園創立100周年記念式典挙行
1987(昭和62)年 11月22日 大学学生会館竣工
1989(平成元)年 3月29日 親和女子高等学校、親和中学校、法人本部が六甲(神戸市灘区)へ移転(神戸市中央区下山手通から)
1994(平成 6)年 4月1日 大学名を神戸親和女子大学に改称
「教育専攻科」設置
1995(平成 7)年 1月17日 阪神・淡路大震災発生   中学棟被災し使用不能となる
1997(平成 9)年 4月1日 大学 「英文学科」を「英米学科」に改称
  4月5日 中学棟、新運動場竣工
1998(平成10)年 4月1日 大学   文学部「人間科学科」開設
1999(平成11)年 4月1日 大学   新スローガン・マーク・ロゴタイプ制定
【2000年〜】
2000(平成12)年 11月27日 大学   厚生省「保育士を養成する学校その他の施設」の指定
(児童教育学科)
2002(平成14)年 4月1日 大学院文学研究科(修士課程「心理臨床学専攻」「教育学専攻」)開設
2003(平成15)年 4月1日 大学   文学部「総合文化学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」開設
2004(平成16)年 4月1日 大学   教育研究センターを開設
2005(平成17)年 4月1日 大学   発達教育学部(「児童教育学科」「心理臨床学科」「福祉臨床学科」)の開設
2006(平成18)年 4月1日 大学   通信教育部(発達教育学部「児童教育学科」「福祉臨床学科」)開設
6月3日 大学   創立40周年記念式典挙式
2007(平成19)年 7月1日 大学   三宮サテライトキャンパス「センタープラザ教室」開設
10月20日 学園   親和女子高等学校・親和中学校創立120周年記念式典挙行
2008(平成20)年 3月12日 大学   神戸市北区と地域連携協定を締結
4月1日 大学   発達教育学部(「ジュニアスポーツ教育学科」)を開設
4月1日 大学   「子育て支援センター」新設
2009(平成21)年 7月24日 法人   常任理事会を設置
9月20日 大学   6号館(スポーツ教育健康センター)竣工

3 設置学校・学部・学科等 (平成21年5月1日現在)  

学校区分 学部 学科・専攻 設置認可年月日 設置年月日
神戸親和
女子大学
文学部 英米学科 ※1 昭和41年1月25日 昭和41年4月1日
児童教育学科 ※2 昭和47年1月28日 昭和47年4月1日
総合文化学科 平成14年5月29日 平成15年4月1日
心理臨床学科 ※2
福祉臨床学科 ※2
発達教育学部 児童教育学科 平成16年11月17日
(届出受理)
平成17年4月1日
心理学科
福祉臨床学科
ジュニアスポーツ教育学科 平成19年6月25日
(届出受理)
平成20年4月1日
通信教育部  児童教育学科 平成18年1月31日 平成18年4月1日
通信教育部  福祉臨床学科
教育専攻科 教育学専攻 平成5年12月14日
(届出受理)
平成6年4月1日
大学院
文学研究科
心理臨床学専攻 平成13年12月20日 平成14年4月1日
教育学専攻
※1:平成15年4月から学生募集を停止し、在学生の卒業を待って廃止する。
※2:平成17年4月から学生募集を停止し、在学生の卒業を待って廃止する。

学校区分 課程名 学科 設置認可年月日 創設年月日
親和女子
高等学校
全日制課程 普通科 (新制)
昭和23年7月21日
(私立親和女学校)
明治20年10月5日
親和中学校 全日制課程 普通科 昭和22年4月1日 昭和22年4月1日

4 学校・学部・学科等の学生生徒数の状況 (平成21年5月1日現在) (単位:人)  

○神戸親和女子大学
入学定員 収容定員 在籍学生数 摘要
文学部 60 270 276
発達教育学部 350 1,420 1,458
教育専攻科 15 15 11  
大学院文学研究科 35 70 63
460 1,775 1,808
発達教育学部
(通信教育部)
入学 300 1,200 827  
編入学 600 1,200

○親和女子高等学校
入学定員 収容定員 在籍生徒数 摘要
全日制課程 普通科 315 945 876 募集定員

○親和中学校
入学定員 収容定員 在籍生徒数 摘要
全日制課程 普通科 270 855 835 募集定員

5 平成22年度の入学者数 (平成22年4月1日現在) (単位:人)  

○神戸親和女子大学
入学者数 入学定員 摘要
文学部 84 60 入学者数には編入1名含む
発達教育学部 456 350 入学者数には編入17名含む
教育専攻科 4 15  
大学院文学研究科 35 35  
579 460  
発達教育学部
(通信教育部)
入学 24 300 4月30日まで募集
編入学 62 600

○親和女子高等学校
入学者数 入学定員 摘要
全日制課程 普通科 306 315
募集定員

○親和中学校
入学者数 入学定員 摘要
全日制課程 普通科 253 270
募集定員

6 役員・評議員に関すること (平成22年5月28日現在) (単位:人)  

理  事 定員 現員 氏名
理事長 1名 1名 山根耕平 (評議員会選任)
常務理事 1名 1名 鞍本昌男 (学識経験者)
神戸親和女子大学長 1名 1名 山添  正
親和女子高等学校長 1名 1名 植野直正
評議員会選任 6名 6名 中藤  広、横家恭介、山本裕之、松井淳、
大利慶子、米津佳子
理事会選任学識経験者 4名 4名 寺尾滋明、吉田謙二、村元四郎、小川雄三
総  数 14名 14名

監 事 2名 2名 大柳耕造、岡本茂登

評  議  員 定員 現員 氏名
神戸親和女子大学長 1名 1名 山添  正
親和女子高等学校長 1名 1名 植野直正
理事会推薦教職員で
評議員会選任
17名 17名 山根耕平、中藤  広、山本裕之、横家恭介、
松井  淳、池田秀史、毛利淳一、柴田  茂、
m尾哲哉、横山ひろみ、楠井 実、河合  修、
岸田純一、田村  薫、平瀬恭彦、森崎秀和、
横谷 賢
設置学校卒業生で
理事会選任
10名 10名 大利慶子、米津佳子、大塚恵子、日下裕子、
田中智子、野田暢子、志田千恵、中西直子、
並河京子、宮本佳世子
理事会選任学識経験者 10名 10名 鞍本昌男、寺尾滋明、吉田謙二、岩崎拓治、
伊良子序、釜本貞夫、村元四郎、小川雄三、
国広輝代、村上博子
総  数 39名 39名

7 教職員数等に関すること (平成21年5月1日現在) (単位:人)  

区分 神戸親和女子大学 親和女子高等学校 親和中学校 法人本部 合計
教 員 本 務 75 38 31 - 144
兼 務 190 28 22 - 240
265 66 53 - 384
職 員 本 務 69 10 3 6 88
兼 務 27 0 0 0 27
96 10 3 6 115



II. 事業の概要

  大学が全入と言われる時代に入り、2極分化が進む中で、神戸親和女子大学の存在感を示すには本学の強みである教育力の高さ(入学して伸びる大学)と社会・地域貢献機能の高い大学を基本にして、教育理念・目標を明確にして、オフキャンパス教育とオンキャンパス教育の融合を図ることです。
  これらの戦略には、確固とした財政の基盤が必要であり、費用対効果と財政の裏づけを十分検証しながら、施設環境の総合的整備も視野に入れた事業展開を図りました。
  親和女子高等学校・親和中学校においては、成長発展プロジェクトで確認した、教育理念と教育方針に従い、女性としての豊かな人間形成を主眼に置く全人教育に取組みました。
  また、PDCAサイクルを用いる学校評価制度の導入も行いました。
  各設置学校の、具体的取り組みの内容は、次のとおりであります。

【神戸親和女子大学】
1 教務関係  
  • カリキュラム改革(卒業要件単位枠組みの変更、共通教育科目群の見直しなど)
  • 新学務システム導入準備
  • 免許状更新講習の実施
  • 大学院教育学専攻秋学期入学受け入れ開始
2 国際交流関係  

(1)海外の大学,他教育機関との交流

  • 東北師範大学(中国)から1名、ソウル女子大学(韓国)から3名、蘇州大学から1名交換留学生受入
  • ソウル女子大学(韓国)へ交換留学生1名派遣
  • ソウル女子大学(韓国)受入れプログラム実施 学生4名と引率教員1名 計5名受入
  • J・Miller教授(トロント大学)を招聘教授として招聘

(2)海外研修・留学

  • 海外研修 7種 学部生31名参加
      海外英語研修(4名)、韓国文化研修(7名)
      日本語教育実習<ソウル>(5名)、海外教育実地研究(12名)
      エヴァーグリーン州立大学プログラム(ひょうご大学連携推進協議会)(1名)
      ヴァージニア洋上大学(兵庫県国際交流協会)(1名)
      タイ・プログラム(ひょうご大学連携推進協議会)(1名)
  • 海外研修・留学助成
      学習奨励および海外研修助成を合わせ28名に支給
      海外研修貸与奨学金を2名に貸与

(3)外国人留学生

  • 外国人留学生懇親会(6月実施)
  • 外国人留学生スピーチコンテスト(11月実施)
  • 外国人留学生インターンシップ1名派遣(ひょうご大学連携推進協議会)
3 生涯学習・地域交流関係  

(1)生涯学習

  • 文学、文化教養講座の公開講座の発展版を、鈴蘭台キャンパスで12講座
    三宮サテライトキャンパス  ミント神戸教室では21講座を開講した
  • 心理系講座として、「楽しむ心理学講座」「音楽療法講座(初級編・中級編)」「アートセラピーの体験と応用」を開講した。

(2)地域交流

  • 地域交流プログラム
      「親子おもしろ科学教室」をおこなった。
      「星空観察会(七夕の星を観る会)」を、神戸市立森林植物園でおこない210名の参加者があった。
  • キッズスポーツクラブ
      課外活動の学生とゼミ生との連携をとり2367名の受講生を集めることができた。
      「ものづくりフェステイバル2009」を実施、近隣のこどもとその保護者の入場者は272名
      「キッズオープンキャンパス2009」をおこない、420名の入場者があった。
  • 神戸市北区との連携プログラム
      「歌舞伎体験教室」をおこなった
  • 昨年度に引続き、補完教育講座として「保育園・幼稚園採用試験のためのピアノレッスン」「初心者のためのピアノレッスン」継続講座を開講した。

(3)子育て支援センター

  • ディリープログラム
      月曜日〜金曜日 午前の部9時40分〜12時15分、午後の部13時00分〜15時30分(金曜日の午前の部を除く)をおこない、年間3,923名(親子)の利用者があった。
  • ウィークーリープログラム
      金曜日 午前10時30分〜12時00分をおこない、年間1,069名(親子)の利用があった。
  • スペシャルプログラム
      「わくわくクッキング」「パパクッキング」「ダウン症子育て支援講座」「すくすく絵本ライブラリー」等を年間17回おこない、397名(親子)の利用があった。
  • 子育て支援センター来場者1万人記念講演会を10月4日におこなった。
  • 第7回クリエィティブ保育講座(子ども教育研究所主催)と共催し、子育て支援センター開設1周年の講演とシンポジウムを2月14日に開催した。
4 図書館関係  
  • 過去に図書貸出は、冊数、人数ともに減少傾向にあると報告したとおり、今年度も約10%減の結果になった。携帯電話による蔵書検索や電子資料の増加などによるものとみられる。
  • 複写は、一日平均2.2件にまで減少した。資料入手はインターネット検索の結果をPCでプリントアウトするケースが主流になっている。
  • 相互利用は、他館への依頼件数は微減、他館からの受付件数は14%減と、論文資料電子化による件数減少傾向は続いている。
  • 図書館文献情報検索講座を4月〜6月に実施、大学院生対象のEBSCO検索講座(11人)と3年次ゼミ対象の中級講座(6ゼミ45人)に合計56人が受講した。なお、今年度より、新入生全員対象の初級講座は講義「基礎演習」の1コマとして担当教員が行い、図書館は館内ツアーを受け持った。
5 情報処理関係  
  • 情報処理教育センターの利用学生数は、昨年度並み(平均359人/日、最多571人/日)
  • 資格対策講座は、昨年通りMCASのWordとExcelを実施。
      本年度はExcelを重視し、春・秋各1クラス開講(昨年は、秋1クラス)。
      合格者は、62名(合格率94%)
  • 情報カリキュラムの見直し(課程を廃止し共通教育に再配置)
  • 戦略的大学連携支援プログラム事業として
      基礎データ構築のため、学務システムの導入(2010.本格稼働予定)
      IRデータベース構築のためのサーバ導入
      連携大学間遠隔授業のためのシステム導入
6 教育研究センター  

  教育研究センターは本学の教育研究の充実・発展とともに、関連機関と連携して社会の発展に資することを目的に開設し、次の5研究所からなる。
(子ども教育研究所、人権教育研究所、福祉・障害児研究所、高等教育研究所、言語・文化研究所)
  開設5年目となる平成21年度は、新型インフルエンザの影響から上半期の各研究所主催の講演会やシンポジウムの中止を余儀なくされた。その結果、計7回の開催、約500名の参加者という状況であった。

7 研究成果  
  • 「神戸親和女子大学研究論叢 第43号」
  • 「大学院研究紀要」
  • 「児童教育学研究 第29号」「教育専攻科紀要 第13号」合冊
  • 「言語文化研究紀要」
  • 「教育研究センター 紀要」
  • 「心理・教育相談室 研究紀要」
8 入試関係
  • 平成22年度入試(学部)
      志願者数は実人数で前年度比3.2%増加(1,180名)し、入学者数は524名で定員の1.28倍であった。全体の歩留まりは44.4%で、昨年度の40.9%から3.5%増加した。
      兵庫県内からの入学者(国内留学生除く)は、71.2%と高い数字を示している。
      推薦入学は、全体の53.8%を占めた。この数値は、昨年から2.4%低下した。
  • 平成22年度入試(編入学)
      14名の入学で、2名減少した。
  • 平成22年度入試(大学院・教育専攻科)
      大学院心理臨床学専攻は、志願者37名(昨年同数)、入学者14名(昨年度10名)であった。
      大学院教育学専攻は、志願者26名(昨年度24名)、入学者21名(昨年度20名)であった。
      教育専攻科は、対外的な募集を控えたこともあり、入学者4名(昨年度9名)から大きく減少した。
  • 夏のオープンキャンパス
      来場者数は、生徒1,039名と初めて1,000名を超えた。保護者等一般者は521名を記録した。
      兵庫県からの参加が75%を占めたが、大阪からの参加が9%と低迷した。
  • 平成23年度入試改革
      3年連続し、志願者、入学者とも増加したが、平成23年度入試では、志願者数の維持が重要となる。平成23年度入試は、基本的に平成22年度入試を踏襲し、実施。新たに中期C(センター利用入試)方式を導入する。
      また、社会的にニーズの高い入学前の奨学金制度について、拡大する。
      新規に「AO・推薦入学手続者対象学習奨励チャレンジテスト」、「協定校推薦入学手続者対象学習奨励チャレンジテスト」を実施し、成績上位10名に1年間授業料半額免除の特典を付与する。
9 就職関係  

  平成21年度の進路状況は、景気の急激な悪化にも拘らず一般学生の就職率は94.1%と健闘した。公立保育士12名合格(昨年6名)をはじめ、幼稚園と保育園の就職者は100名を超えた。
  就職部では、3年次5月から就職ガイダンスを開始するとともに、履歴書Step Up講座、業種別1DAY研究、学内企業セミナー、マナー1DAYトレーニング、企業人による面接1DAYトレーニングなど、多くの行事で就職活動をサポートしている。また、個人面談を繰り返し行うなど、きめの細かいサポートを行っている。

10 奨学金関係  

奨学金制度の種類 対象者及び給付・貸与金額等
一般学生を対象 授業料免除 7名 4,650千円
緊急給付奨学金 2名 750千円
貸与奨学金
(臨時貸与、緊急貸与を含む)
当年度貸与金額 11,913千円
期末残高 43,305千円
学習奨励・スポーツ奨励 31名 19,645千円
特別プログラム学習奨励
被災学生への授業料免除 1名 188千円
奨励奨学金、学長賞等 個人26名    団体2 2,820千円
留学生を対象 所定の学習要件を充足した留学生に対する
    授業料免除
    給付奨学金
   
100名 19,313千円
71名 23,280千円
住宅費補助 11名 1,780千円

11 保健室関係  
  • 受診者数   学生 1,748名  教職員 159名
  • 受診率   学生 97.6%  教職員 97.5%
  • 学生相談
      精神科校医、カウンセラーが心理相談に対応
      学生相談室のピーアールを目的に、イベントの実施
  • 保健室における応急対応
      年間利用者数  1,086人
  • 麻疹抗体検査実施(学生対象)
  • 季節性インフルエンザ予防接種の集団接種実施(教職員対象)
12 課外教育活動  

  文化・学術・体育・ボランテイア活動や大学祭など多岐にわたる自主的活動については、学生生活における自立性・社会性の育成、学生相互の啓発等、人格形成上の教育効果を期待して振興している。
  児童教育学科の学生がトライアスロンに挑戦し、エイジ日本代表に選出されハワイで行われた世界大会に出場した。ソフトボール部、ソフトテニス部、バレーボール部の団体並びにテニス部のシングルスとダブルスでは、全日本大学選手権大会に出場し、ベスト16に入るなど活躍した。また、サッカー部、ラクロス部の団体は、関西1部リーグに昇格するなど活躍した。
  社会福祉部は長年の献血活動が評価され、7月には「厚生労働大臣賞」、2月には「こうべユース賞」を受賞した。
  大学祭は神戸市北区主催の”北区フレッシュフェスタ”と合同開催し、地域イベントに貢献した。
  ゼミ単位で活動しているオペレッタボランテイア公演グループは、保育園、幼稚園、小学校を中心に公演し、高い評価を得ている。

13 通信教育部  
  1. 入学者数および科目等履修生在籍者数
    平成21年度入学者数
    4月入学
    10月入学
    児童教育学科 108 40
    福祉臨床学科 92 40
    200 80
    科目等履修生在籍者数:536人(協定21大学  466人、本学通学部  43人、一般  27人)
  2. スクーリングの開講
    期間:平成21年4月〜平成22年2月、開講科目数は113科目、受講者数 のべ4,627人
  3. 科目修了試験の実施
    期間:平成21年4月〜平成22年1月、実施回数 12回、受験者数 のべ8,662人
       ※新型インフルエンザ感染防止のため5月実施分を順延した。

【親和女子高等学校・親和中学校】

  平成21年5月、神戸市内で新型インフルエンザの日本国内初の感染者が確認されたときには、 要請があって本校も緊急に1週間の学校閉鎖とした。2学期に入り、新型インフルエンザの全国的な感染拡大と合致するように、本校生の中にインフルエンザによる欠席者が増え、9月〜12月 までの4ヶ月間に中学校13、高等学校4クラスを学級閉鎖とした。
  この時期、通常の教育活動の実行があやぶまれたましたが、ほぼ予定の授業進度は保たれ、 体育祭、研修旅行、宿泊旅行、音楽会などの行事はすべて予定通り実施しました。
  1月以降、本学生のインフルエンザによる欠席者はほとんどなく、心配していた大学入試や 中学入試へのインフルエンザの影響はありませんでした。
  このような状況の中で実施した主な教育活動とその成果は以下のとおりです。

1 学力の充実
  1. 中学2・3年で英語週2時間、数学週1時間習熟度別授業を実施した。
  2. 高校1年で理系・文系、高校2年で理I 理II 文I 文II、高校3年で理I 理II 理III 文I 文II 文III のコース制を実施。志望校への受験に応じたコース選択を可能とした。
  3. 生徒の進路希望に合わせ補習を実施した。
    (夏期・冬期・春期休業日、土曜日、放課後 計910時間)
  4. 基礎学力強化のための指名補習を実施した。(主に定期考査後の放課後 計154時間)
  5. 外部の各種模擬試験を実施した
    (主に放課後、土曜日 高3 マーク模試、記述模試、センタープレテスト等、中1〜高2 実力考査)
  6. 土曜学習会を実施した(数学科 年間13日 本校卒業生もサポーターとして参加)
2 国際理解教育の充実
  1. オックスフォード大学英語・文化研修を実施した。
      第1班  7月26日〜8月9日  高校2年生 29名参加
      第2班  8月9日〜8月23日  高校2年生 31名参加
  2. メルボルン短期交換ホームステイを実施した。
      派遣
         7月24日〜8月15日  高校1年生 7名参加
         オーストラリアの家庭生活を送り、MacLob校に通学
      受入
         11月20日〜12月10日  MacLob校生 7名参加
         本校から留学した生徒7名の家庭が、MacLob校生を受け入れ
         留学生が本校に通学
  3. 異文化体験旅行  隔年実施
      平成22年の東南アジア(ベトナム、カンボジア)方面実施に向けて、現地下見調査をおこなった。
3 研修旅行の実施
  1. 高2研修旅行  韓国慶州・ソウル(本校初の海外修学旅行)  10月13日〜17日  279名参加
  2. 中3宿泊旅行  沖縄方面  10月14日〜17日  307名参加
  3. 中2宿泊旅行  岐阜方面 10月14〜16日  264名参加
  4. 中1オリエンテーション合宿  グリーンピア三木  6月16日〜17日  254名参加
  5. 高1スキー訓練  信州志賀高原  一ノ瀬スキー場  3月12日〜16日  希望者141名参加
4 クラブ活動 (文化クラブ20、体育クラブ10)  

  全校生の約51%が文化クラブ、約26%が体育クラブに所属し、中学生と高校生が一緒になってクラブ活動に取り組んだ。以下は主な活動成果である。

器楽部 全国学校合奏コンクール高等学校の部
   兵庫県大会最優秀賞  近畿地方大会  優秀賞
県高校総合文化祭  優秀賞
ギター部 第39回全国高校ギター・マンドリンフェスティバル  優秀賞・大阪市長賞
第33回県高校ギター・マンドリンフェスティバル  連盟奨励賞
コーラス部 (中学)NHK全国音楽コンクール兵庫県大会  銀賞
(中学)県合唱コンクール  金賞
(中学)関西合唱コンクール  銅賞
(高校)兵庫県合唱コンクール  金賞
写真部 2009年毎日写真コンテスト中学生部門入選
書道部 宇野雪村賞全国書道展学生の部  特別賞
県高校総合文化祭書道展  選抜賞  特選  全国総文推薦賞
県私学連合会書道展  兵庫県知事賞
第18回国際高校生選抜書展団体賞(近畿)優秀賞
放送部 第33回県高等学校総合文化祭放送文化部門予選大会入選
第56回NHK杯全国高校放送コンテスト兵庫県大会入選
ソフトテニス部 県高校総体  ベスト32
卓球部 県高校新人卓球大会  団体の部  ベスト32
バドミントン部 県高校新人バドミントン選手権大会  団体の部  第5位
ハンドボール部 県高校総体  第5位
県高校新人ハンドボール選手権大会  第5位
空手道部 第38回県空手道選手権大会  一般級  男女形の部  第2位

5 ボランティア  
  1. ワークキャンプ(福祉体験学習)に参加した。
    I 期7月22日〜24日  中学生7名  高校生11名
    II 期7月29日〜31日  中学生1名  高校生6名
    III 期8月5日〜7日  中学生1名  高校生9名
  2. 介護講座を実施した。(高齢者・弱視者の体験と介護体験)中3  12月18日
6 公開学校行事  

  文化祭(5月3日)、体育祭(9月26日)、音楽会(11月13日14日)を実施した。
  校内音楽会は中学1年〜高校3年の全校生を収容できる兵庫県立芸術文化センター大ホールで実施した。(11月13日)

7 進路指導  
  1. 進路説明会を実施した。
      高3  生徒・保護者対象進路説明会(4月18日)  センター説明会(9月2日)
      高2  進路説明会(6月9日)
  2. 9大学19名の講師を招いて「学びゲーション09」を実施した。
      高2全員と高1高3の希望者(7月16日)
  3. 平成22年度大学合格実績
      学校名 合格者数   学校名 合格者数
    国立大学 神戸大学 15 私立大学 関西学院大学 114
    大阪大学 9 関西大学 54
    大阪教育大学 5 同志社大学 46
    奈良女子大学 5 立命館大学 24
    岡山大学 3 甲南大学 62
    京都大学 1 甲南女子大学 56
    滋賀大学 1 神戸学院大学 30
    和歌山大学 1 神戸女学院大学 25
    その他 12 神戸親和女子大学 24
    国立大学計 52 武庫川女子大学 24
    公立大学 兵庫県立大学 14 津田塾大学 5
    大阪市立大学 7 早稲田大学 4
    神戸市外国語大学 5 慶應義塾大学 3
    大阪府立大学 2 上智大学 1
    その他 6 国際基督教大学 1
    公立大学計 34 その他 241
    国公立大学合計 86 私立大学等合計 714
8 保健・衛生
  1. 新型インフルエンザ感染拡大防止のための対策を、5月以降随時実施した。
  2. 本年より中学1年生を対象に脊柱側わん症検診を実施した。
  3. 健康管理、緊急時対応に役立てるための保健調査を実施した。
  4. 中学生対象に学年ごとに講師(医師)を招き性に関する講演会を実施した。
      中1  2月5日   中3  2月19日
  5. 生徒健康診断を実施  4月21日〜22日、4月30日(高校:眼科)
      5月14日〜15日(内科)、6月9日〜10日(耳鼻科)
9 カウンセリング  

  ゆうルームにて、カウンセラー2名、相談員3名(神戸親和女子大大学院卒業生)が交替で常駐し生徒・保護者との相談活動を実施した。

10 生徒募集  
  1. 中学入試説明会を実施した
    本校主催 塾対象 校内  1回  参加塾数  107塾
    保護者対象 校内  3回  参加者数  計1000名
    保護者対象 校外  8回  参加者数  計1200名
    外部団体 保護者対象 19箇所      参加者数  約800名
  2. ホームページをリニューアルし、年間を通してリアルタイムに情報を発信した
  3. 中学入試志願者状況
      前期(1月16日)募集約250名  志願者289名  後期(1月17日)募集約20名  志願者275名
11 汲温会(同窓会)、育友会との連携  
  1. 汲温会主催の茶道・華道教室を実施。(毎週水曜日  汲温会館茶室)
  2. 文化祭に参加、協力いただいた。(育友会バザー・汲温会バザー等)  5月3日
  3. 汲温会員の指導による茶道教室を実施。
    (中学1年  11月27日、30日、12月2日  汲温会館茶室)
  4. メルボルン交換留学生に対し茶道教室を開催。(11月  汲温会館茶室)
12 施設設備関係  
  1. 漏水補修工事を実施 : 3,438千円
  2. 校舎周辺及び庭園整備・緑化維持管理 : 3,653千円

【施設等の状況】

1 主な現有施設設備の所在地等の説明

所在地
施設等
面積等(u)
取得価格(千円)
帳簿価格(千円)
神戸市北区 大学
  校舎敷地・運動場等
35,038 1,190,626 1,190,626
    校舎6棟 15,796 3,435,072 1,765,394
    図書館 2,739 638,573 216,625
    学生会館 3,780 820,080 519,928
    体育館 1,811 166,902 75,707
    学生寮 1棟 234,228 134,466
神戸市灘区 高等学校・中学校
  校舎敷地・運動場
34,649 8,003,515 8,003,515
    校舎 23,600 4,111,441 2,257,561
注:神戸市灘区に高等学校・中学校校地の緩衝地  3,588u   簿価  882百万円を所有しています

2 主な施設の取得又は処分計画及びその進捗状況
  1. 神戸親和女子大学 校舎6号館(スポーツ教育健康センター)新築工事
    ・工事概要
    事業規模 延床面積  1,307u
    建物概要 鉄筋コンクリート造  地上3階
    工期 平成21年9月20日竣工
    事業費額 346百万円
    所在 神戸親和女子大学  鈴蘭台キャンパス敷地内
    ・資金内訳
        90 百万円 : 自己資金
        256 百万円  : 日本私立学校振興・共済事業団融資
  2. 神戸親和女子大学 校舎2号館増築工事
    ・工事概要
    事業規模 延べ床面積  1,085u
    建物概要 鉄筋コンクリート造  地上3階
    工期 平成22年〜平成23年10月
    建設予算 約390百万円
    所在 神戸親和女子大学  鈴蘭台キャンパス内
  3. その他施設関係の主なもの
    ・神戸親和女子大学2号館及び体育館の耐震補強改修工事

【対処すべき課題】

  平成21年5月に策定した財政健全化5ヵ年計画は、本学園の財務の基本指針を示したものでありました。
  これに対して、各設置学校の事業・人事・設備の計画を総合的に融合した学校法人の将来計画として10年構想とそのアクションプランの5ヵ年計画を策定し、将来展望を視野に入れながら、予算の策定、執行、管理をするシステムにより健全な財政運営を行っていかなければなりません。

『親和学園10年構想5ヵ年計画』

1 理念及び目的

  伝統ある親和学園を発展させ、その教育理念を実現するため、10年構想のもとに、確かな5ヵ年計画を策定する。また、具体的な教育事業の特定とそれを実現するための財政基盤の確立を目的とする。

2 基本方針
  1. 親和女子高等学校・親和中学校及び神戸親和女子大学は、それぞれの教育目的・目標を明確にし、その実現のための具体的な計画を策定する。
  2. 各設置学校は、財政上、可能な限り自立的な計画を立てる。
  3. 法人は、その計画実施において総合的な観点から管理及び調整を行う。
  4. 国庫及び自治体からの補助依存体質からの計画的脱却をめざす。
3 基本戦略
  1. 事業計画策定においては、時代・社会の変化を読み、迅速かつ的確な対応を行う。
  2. 計画実施においては、教育という営みの本質からして、長い視点から、誠実で地道な試みを中心に置くことに留意する。
  3. 社会の評価の只中にある学校という認識から、ブランド化への広報戦略を持つことが重要である。
  4. そのためには、先ず、生徒・学生自身が自分の学校に誇りを持つような方策を考える。学校の情報を先ず生徒・学生に周知徹底する。
4 財政上の基本方針及び戦略  
  1. 各設置学校は、それぞれ中期計画に基づきながら、消費収支の均衡を実現する。収入以上のことはできないというコスト感覚を持つ。
  2. 人事・施設については、短中長期的な視点から、必ず財政上の裏づけを取りながら計画を自ら策定する。
  3. 生徒・学生数は、財政上の基本要素であるだけに、厳正に見積もる。
  4. 聖域を設けず、徹底したコストリダクションを行う。そのために身の回りに目を遣り、ムダを止める。
5 5ヵ年計画主要計数  
  1. 生徒・学生数の定員数と現員数 (単位:人)
        平成22年度 平成26年度
    神戸親和女子大学
    (学部計)
    総定員数 1,600 1,660
    総現員数 1,840 1,904
    親和女子高等学校 総定員数 945 810
    総現員数 883 778
    親和中学校 総定員数 810 810
    総現員数 777 810
  2. 教職員の要員計画 (単位:人)
        平成22年度 平成26年度
    教員 神戸親和女子大学 233 216
    親和女子高等学校・親和中学校 108 107
    341 323
    職員 神戸親和女子大学 91 86
    親和女子高等学校・親和中学校 25 25
    法人事務局 4 4
      120 115
  3. 収支の均衡状況 (単位:百万円)
        平成22年度 平成26年度
    帰属収支差額 260 430
    消費収支差額 △ 40 170



III. 財務の概要

【決算の概要】

1 貸借対照表の状況

  前年度末(平成21年3月31日)対比で増減の主なものは次のとおりです。
  固定資産は707百万円減少しておりますが、これは財務体質の改善を目的に資金化をした有価証券の減少738百万円が主たる要因です。
  流動資産の383百万円増加は、事業収支改善と有価証券の資金化に伴う現預金の増加です。
  その結果、資産の部合計では、323百万円の減少となりました。
  負債の部合計では、182百万円増加しております。これは大学の6号館(スポーツ教育健康センター)新築資金の日本私立学校振興・共済事業団からの借入金などによるものです。
  基本金の部は、校地取得・校舎改築等の借入金返済103百万円、校地の用途変更に伴う組入れ442百万円、第4号基本金などで合計828百万円を組入れました。

2 収支計算書の状況

○資金収支
本年度の収入合計は73億91百万円、支出合計は69億27百万円で、差引き4億64百万円の収入超過となりました。

○消費収支
  前年度対比で、基幹収入の学生生徒納付金が54百万円(1.7%)増加しましたが、帰属収入合計では、162百万円(3.6%)減少しました。この主たる要因は資産運用関連収入の減少192百万円によるものです。
  消費支出においては、人件費が前年度対比で156百万円増加しておりますが、これは退職金の増加に伴うもので、退職金関連を除けば人件費は70百万円(2.6%)の減少となります。
  教育研究経費は54百万円縮減しました。管理経費は、前年度は資産運用解約損の特殊要因がありました。なお、その特殊要因を除けば微減となります。
  また、本年度は財務体質改善の一環として、有価証券を資金化し、構造改善による一過性の有価証券処分差額267百万円を計上しました。


経年比較】  ※経年比較のページへ


【その他】

1 有価証券の状況

区分 銘柄 数量(口) 貸借対照表上計上額(円) 評価算定時価(円) 計上科目
債券 ユーロ円建債券 2 77,000,000 90,830,000 有価証券
2 77,000,000 90,830,000

2 借入金の状況

借入先 借入金残高(円) 利率(%) 返済期限 摘要
日本私立学校振興・共済事業団 198,300,000 3.25 平成27年9月 校地拡充
日本私立学校振興・共済事業団 525,250,000 3.0 平成32年9月 校地校舎改修等
日本私立学校振興・共済事業団 270,000,000 3.0 平成33年9月 校舎建築
日本私立学校振興・共済事業団 256,000,000 1.9 平成41年3月 校舎建築
株式会三菱東京UFJ銀行 200,000,000 1.475 随時返済 運転資金
株式会社三井住友銀行 200,000,000 1.475 随時返済 運転資金
合 計 1,649,550,000

3 寄付金の状況

寄付金の種類 寄付者 金額(円) 摘要
特別寄付金 育友会、卒業生 1,057,768 中高奨学奨励基金等へ繰入
一般寄付金 保護者、卒業生、教職員等 700,000
現物寄付金 卒業生、父母の会、教員等 5,448,158

4 補助金の状況 (単位:千円)

補助金の種類 大学 高等学校 中学校 合計
国庫補助 私立大学経常費補助金 283,192     283,192
大学改革推進等補助金 26,043     26,043
政府開発援助外国人
留学生修学援助
6,705 6,705
私立学校施設整備費補助金     119 119
315,940 0 119 316,059
地方公共団体補助 神戸市私立学校振興助成金 3,027 3,027
神戸市地域子育て支援拠点事業補助金 4,463 4,463
結核予防費補助金 171 97 268
私立学校経常費補助金 244,735 193,356 438,091
私立学校経常費特別補助金 300 600 900
生徒授業料軽減補助金 8,875 150 9,025
入学資金貸付金利子補給金 2 2
4,635 257,036 194,106 455,777
その他 兵庫県私立中・高等学校
人権教育推進費配分金
30 30 60
留学生借上げ宿舎支援事業支援金 456 456
研究連携コンソーシアム形成支援 100 100
557 30 30 617
合計 321,132 257,066 194,255 772,453

5 関連当事者等との取引の状況

役員法人等の名称 資本金等
(千円)
出資割合
(%)
取引の内容 事業の内容または職業
(株)クリムゾンフットボールクラブ  98,000 - 協賛金等 サッカー及び他のスポーツ興行企画及び実施
NPO法人 ウィズ アス - 協賛金等 障害者、高齢者支援事業
(注)役員の近親者が支配している法人。取引金額は、当法人との交渉により決定している。

属性 役員名 取引の内容
理事 山根耕平 借入金および車両リースの連帯保証
(注)当法人の日本私立学校振興・共済事業団からの借入金1,249,550千円および未経過リース料1,935千円に対して、
      当法人理事長山根耕平が連帯保証人になっている。なお、保証料の支払は行っていない。

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〒657-0022 神戸市灘区土山町6番1号 学校法人 親和学園